外壁サイディングの補修方法について

サイディングの種類に応じた補修が必要

外壁ボード材のサイディングは、大きく分類すると4種類に分かれており、窯業系、金属系、木質系、樹脂系となっています。その内、定期的に補修が必要となるサイディングは窯業系、木質系が対象となります。窯業系サイディングは基材がセメントや繊維質となっており、木質系サイディングは杉板などの天然木を利用しています。どちらの種類も表面は工場で塗装された状態で出荷されますが、表面の塗装は定期的に塗り替えなければ美観上や性能上も経年劣化してしまいますので、10年以内に塗り替えを行うことが重要です。その他の金属系や樹脂系サイディングは耐候性や耐久性が良いため、窯業系や木質系よりも補修の頻度は格段に少なくて済みます。

サイディングの継ぎ目コーキングに対しても補修が必要

外壁に窯業系サイディングを採用している場合は、サイディングの表面塗装の塗り替えだけでなく、継ぎ目のコーキングに関しても定期的に打ち替えする必要があります。窯業系サイディングは規格寸法が決まっており、隣り合うパネル同士の間には、ゴムのような素材であるコーキングを施すことで、止水性と膨張収縮時のクッションの役割を兼ねています。しかし、コーキングは太陽光の紫外線を受け、徐々に劣化してしまうため、7年くらいを目処に定期的な打ち替えしなければ、漏水のリスクが高まってしまいます。このように、窯業系サイディングの場合は、表面の塗装塗り替えとコーキングの打ち替えという補修を計画し、しっかりと予算を確保しておくことが重要です。

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